なわとび練習 ~楽しく遊び感覚で~

みなさんはご存じでしたか❓

なわとび』は全国の小学校で(1年生~6年生まで)必ず取り組みをしなければいけないことを・・・(~_~;)

文部科学省 小学校学習指導要領 体育編にて、『体ほぐし運動』のカテゴリーに明記されているのです。『体力を高める運動』『用具をあつかう運動』に分類されています。


では『なわとび』を行うことでどんな効果があるのかまた、その効果でどんなことに繋がるのか❓

➀体幹を強化➡姿勢維持、怪我をしにくいなど
➁リズム感が養える➡運動能力向上、コミュニケーション能力の向上など
➂心肺機能の向上➡学力向上(心拍数を増やすことは学力向上につながると科学で言われているそうです)
➃向上心が強くなる➡何事にも積極的にチャレンジできる

 

『なわとび』は発達を促す最強の運動!!

 

ここからは、お家でもできる『なわとび練習』をお話します。少し長くなりますが、お子さまが楽しく取り組みができる練習方法ですので是非、最後までご覧ください。

 

なわとび練習は順番が大切です。

 

ステップ1・・1回も跳べないお子さま。そもそも1回も跳べないということは、腕をスムーズに回せません。そんなお子さまに『脇締めて回して!!』と言っていませんか❓ポイントは、無理に脇を閉めないで!!まずは大きく腕を動かして、回す感覚を身に付けよう。

 

タオルの船・・バランス感覚を養います。



絵のようにお子さまがタオルの上に立ったら、タオルを引っ張るだけです。立つときは足の裏をしっかりとつけて膝を少し曲げる方が良いでしょう。(フローリングが良い)


『なぜこの遊び❓』と思われるでしょうが、瞬発力や姿勢維持に必要な力を鍛えることが大切でジャンプのための土台作りです。

 

ステップ2・・1回跳べるが続けて跳べない子は、そもそも縄を叩きつけるように回してしまうことが多いのです。これは全身に力が入り過ぎているのです。ポイントは、なわとびの時は見る位置を誘導することが大切!特に前に進んでいくお子さまには『正面を見る』ように伝えると良いでしょう。

 

ジャンプでハイタッチ・・手足をタイミングよく動かす動きを上手にするための運動です。



床に立ち位置の印をつけるかもしくはタオルを置き、絵のようにジャンプします。ジャンプして空中でハイタッチすることがベストです。上手にできるようになったら、手の位置を変えてみましょう。


『なぜこの遊び❓』、これはジャンプのタイミング練習なんです。体幹が崩れないように跳びながら力のコントロールが身に付きます。

 

ステップ3・・数回跳べるが途中で止まるお子さまは、まだ勢いで跳んでいるのです。ポイントは、まだ安定して跳べない時期なのでジャンプと腕の運動を分けることが大切です。

 

ラインジャンプ・・バランス能力に必要な筋肉やバランス能力鍛えるために必要な要素をトレーニングする運動です。



絵のようにタオルを2本を縦に並べます。前・後・前・後と跳んでいきます。

 



絵のように右・左・右・左と前に前に跳んでいきます。次に右・左と順番に後ろに進んでみましょう。

 

『なぜこの遊び❓』か、前後・左右への姿勢維持制御の力を身に付けることができるからです。

 

ステップ4・・10回跳べる(速度変更できない)お子さまでもまだまだ色々なリズムで跳べません。まだ縄なしでやるべきことがあります。ポイントは、縄を使わない練習をすることです。

 

ジャンプキャッチボール・・課題処理能力、手足の協調運動になります。



絵のようにトランポリンでジャンプしながらキャッチボールをします。トランポリンがなくてもソファーなどでも良いです。

 

『なぜこの遊び❓』なのか細かい力加減の練習になるからです。

 

ステップ5・・10回跳べる(速度変更できる)でも、もっとチャレンジしたいお子さまはフォームの修正や別の跳び方にもチャレンジできる運動です。ポイントは、自分のリズムで跳んでたくさん練習しましょう。

 

タオルぐるぐる・・遠心力により腕を回しやすくなり腕の動かし方、ジャンプとのタイミングがみにつきます。



絵のようにタオルの端を結びます。回しながら屈伸をします。最初はうでを小さく回します。



次にジャンプしながら腕を大きく回します。

 

『なぜこの遊び❓』なのかは縄に引っかからず練習ができ、失敗体験にならないからです。

 

ご家庭でも簡単にできる遊び感覚の練習ですので、是非一度試してみてください。 決して長時間の練習はしないでくださいね。

 

おまけ!!

 

縄の結び方の一工夫です。 縄の8の字結びはなかなか難しですよね。 そこで、弊社代表堀田が一工夫してみました。

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縄を束ねることは殆どのお子さまができます。束ねた後、8の字にして結ばなくても2枚目の写真のようにマジックテープで留めると引っかける輪っかが自然とできますね。これなら、8の字結びが苦手なお子さまもできそうですね。

 

支援にはこのような一工夫をすることで、苦手が得意に変っていくのです。みなさんも是非、一工夫をやってみてください。お子さまの得意が増えますよ💮