『どうぞ』『ありがとう』の言葉

 

お子さまの『言葉のやりとり』でとても気になることがございます。

 

それは『どうぞ』『ありがとう』です。この言葉は、人間関係の基本的な言葉であるのです。ですからコミュニケーションを取るにあたり、とても大切な言葉と考えます。

 

何かが欲しい時には『ちょうだい!!』と要求の言葉を言えるお子さまは多いと思います。しかしもらった後、親に『ありがとうは?』と促されると感謝の言葉は言えますが自ら自然に『ありがとう』という言うことはなかなか言えません。また、お友達に物を渡すときに『どうぞ』という言葉も少ないと思います。

 

言葉の意味が分からない、どういった場面で使えばいいのかわからないと使うことはできません。

 

では、どのようにすれば、お子さまが自然と使えるようになるのでしょう。

 

それは、『大人の見本』があれば、モデリング効果が働いて、子どもが真似をするようになります。

 

大人が自らこういう言葉を日頃から使うことが大事です。ただ使うだけでなく必ず『心から喜んで気持ちよく使う』ことが大事です!!

 

そこで午前クラスさんのグループ療育にて、実際に物の貸し借りを通して実践してみました。
先ずはスタッフがお手本を見せて『ちょうだい』⇒『どうぞ』⇒『ありがとう』までの流れをボールを使って見本を見せてみました!!

 

さあ!! 次はみんなの順番です!!

 

 

最初は、スタッフと一緒に実践し、そのあとはお子さま同士で『どうぞ』⇒『ありがとう』と上手にやりとりをすることができていました💮
このように実践していくことで、遊びの中での物の貸し借りで自然と言葉が出るようになってきます。

 

私たちも日ごろから、『どうぞ』『ありがとう』と使い続けいきたいと思います。