ふみふみアート👣

 

『見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わう……』

五感というものは、人が人らしい生活を送る上でとても重要なものです。

学びの土台』とも呼ばれ、子どもたちが大きくなってから必要になる”学習能力””コミュニケーション””社会性”などの知的活動を可能にするために、はじめに触れる根っこの部分となっています。

子どもたちは、五感に触れて感覚を豊かにするところから始まって、より細やかな行動ができるようになるのです。

 

例えば、大きくなったら野球選手になりたい!と夢いっぱいの一人のお子さまがいます。

では幼稚園児さんがすぐにチームに入って、仲間と協力しながら野球ができるのか……もちろん、難しいですよね。

チームに入るためには、『仲間と協力できること』話し合いができること』が必要になりますし、

野球をするためには『ボールを見て投げること』『ボールを打ったり追いかけたりすること』が必要です⚾

 

日常生活を送る上で必要な力は、突然身につくものではなく、積み木のように下から順に一つずつ積みあがっていくもの。

発達ピラミッド”と呼ばれる下の図からわかるように、物事のスキルを獲得するためには動作の土台となる基礎的感覚を養うことがとても大切になるのです。

土台の積み木のサイズがばらばらだったり、少なかったりすると上の積み木はきっとすぐに崩れてしまいますね。

その成長の土台となるのが五感!

バランスよく、五感に触れ、豊かにしていくことがこれからの成長に大きく関わってくるのです🌱🍼

 

今回は、そのような『感じる力』をたっぷり使うために、足で描くアートに挑戦しました!

ピラミッドの『紫色の感覚』へアプローチするプログラムです。

 

 

最初は、何もない梱包用プチプチの上をお散歩☀️

足の裏の感触を楽しんだり、ヒヤッとした感覚に驚いたりしながらみんなでゆっくり歩いていきました。

 

 

その後、絵の具を乗せた画用紙の上から梱包用のプチプチをかぶせて、その上を裸足でふみふみ、トントン、すりすり……

子どもたちも靴下を脱いで、素足の感触を楽しみながら踏んでいきます👣

足の裏の感触が伝わり、絵の具がじわ~っと広がる様子に子どもたちも大喜び。

足だけでなく、手のひらでぐっと絵の具を押し込んで変化を楽しむ子も👐

子どもたちにとっては、すぐ近くで色が広がっていくのが見えるてのひらが楽しいようです✨

 

 

体を目いっぱい動かしてのびのびと表現していきました!✨

 

”足の裏”という普段あまり意識しないところで描く経験は、新しい刺激に出会う楽しさだったり、思い通りにいかない動きの面白さを味わう機会になります。

絵の具が広がっていくたびにぱっと明るくなる表情、お友だちと顔を合わせて笑いあいながら協力して絵を作り上げていく楽しさを感じられれば、と思います。

 

様々な遊びの中で、どんどんと刺激を受けて豊かになっていく子どもたち。

たくさんの”発見”と”楽しさ”にこれからも出会って、ぐんぐん大きくなってくださいね🎵🎵