ジメジメとした梅雨も明け、夏らしい青空が広がる日が少しずつ増えてきましたね。
どんどんと太陽の日差しが強くなり、ヘロヘロの大人たちをよそに、子どもたちはこの暑さの中でも元気いっぱいです。
皆さんのワクワクとした表情を見ると、こちらまで元気が湧いてきます💪🌞
夏休みの気配もじわじわと感じられる今日このごろです。
夏休みになると、ついてくるのが夏休みの宿題📚
保護者の方々の中には、「自分も苦労したな……」と懐かしむ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
宿題たちの中でも、自由研究、図画工作、読書感想文……普段の宿題とは少し毛色の違う夏休みならではの宿題に、子どもたちはもちろん保護者の方々も一緒に頭を悩ませることになっていませんか?
今回は図画工作について考えていきましょう💡
図画工作は、「自由に表現できて楽しい」という一方で、お子さまたちにとってつまずきやすいポイントのある宿題でもあります。
たとえば、
・完成イメージが想像しにくい
・工程の多さ、順番の理解の難しさ
・細かい手元の作業の多さ
など。
やはり、一番最初に出てくるポイントは「○○を作ろう!」と制作するものを決め、どのような形で作るか。
「自由に作っていいよ」と言われると、逆にどうしたらいいのか……と、分からなくなってしまうお子さまも多くいらっしゃいます。
次に、作るものを決めてからの工程の多さ。
どんなものを作るのか決めた後には「じゃあ何が必要か?どんな作り方をすればいいか?」を考えることになりますね。
どんな材料を使うか、どの順番で作るか、何をどこに貼るか……一つの工作の中にもたくさんの「考える」「選ぶ」工程が含まれているのです。
大人の皆さんでもこの「考える工程」の難しさと面倒くささは分かる方はいらっしゃるのではないでしょうか?
そして最後に、手元の作業の多さ。
作り方を考えてから、いざ作ろう!となった時に「上手くいかない!」「こんなはずじゃなかった!」と涙。なんてことも。
ハサミのりなどの切り貼りや細かいパーツの貼り付け、普段使わない素材の形作りなど、細かな作業がどうしても多くなります。
そうすると、「工作って苦手」「失敗しそうだからやりたくない」と苦手意識を感じてしまい、夏休みの宿題も億劫になってしまいますよね。
そうならないために、
・図画工作の本や記事を見ながら完成品のイメージを大まかに決めたり、保護者の方と一緒に「どんなものが作りたい?」と考えながらイメージを固めること。
・完成形をイラストや写真で見ることで、「何が必要か」「どこから作るか」の設計図を作り、見通しを持つこと。
・制作する際にどこまで一人でできるかを考え、必要な時には大人の手を借りて一緒に作っていくこと。
が大切になるかもしれません。
ちーぷすでは、”水族館”をテーマに工作をしました✨
ペットボトルを使って、画用紙やビニールテープを使いながら海の生き物を表現しています。
先ずはみんなで「水族館にいるもの」ってなあに?を発表で出し合い、考えました。
「サメ!」「さかな!」「たこ!」と各々でしっかりと考えてたくさん教えてくれました。
イメージが固まったら、次は設計図作り🗺🖌️
ペットボトルのイラストに、自分が作ると決めた生き物をどうやって作るかを考えながら描いていきます。
「何色にしようかな」「どんなヒレを付けようかな」悩みながら描かれるお子さんもいれば、「とりあえず好きなように描く!」とペンを走らせるお子さんまで様々です。
描き終えたお子さんからいざ工作へ✂️
試行錯誤しながらビニールテープを切り貼りしたり、端切れの形を上手く使ったりと、ワイワイガヤガヤ。それでも真剣な表情で作っていく子どもたちでした。







制作後は、海に見立てたビニールシートの上に生き物たちを並べ、記念撮影!
作った魚たちを「すいすい~」っと泳がせてあげる姿もありました🎈



「うちの子は図工が苦手で……」「夏休みの宿題できるのかな」と不安に感じる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ちょっとした工夫で「できた!」「楽しかった!」という成功体験に繋がることはたくさんあります。
お子さんたちに合ったやり方で、少しずつ取り組めば、それは立派な成長の一歩です。
今回の活動も「楽しかった!」と言う声がたくさん聞こえてきました。
ぜひ、ご家庭でも無理のない範囲で、”楽しく宿題”にチャレンジしてみてくださいね。