落とし物を届けよう❕

 

このプログラムは、『物をなくしてしまった・落としてしまった』時にどうすれば良いのかを知るためにスタッフが立案したものです。

 

大人は物をなくすと、どのように探せば良いのかはわかっています。しかし、子どもたちは物をなくすとどのように探せば良いのか、わからいことが殆どです。

 

では、なぜ物をなくすのでしょうか❓

不注意で物をなくしてしまいます。この不注意が発達の特性となると日常に支障がでることもあります。

 

物をなくすことを完全に防ぐことは難しいのですが、物をなくさないように工夫をすることはできます。例えば、お家で物をなくすことが多い場合は、物の置き場所を決めておくことが良いと言われます。園や学校、外で物をなくすことが多い場合は、物を探す手立てをサポートすることをおすすめいたします。

今回のグループ療育では、落し物を見つけたら『何処に届けるのか?』ということから、なくした物の『探し方』に繋がりをもたせました。

 

落とし物を見つけた時は・・・
➀落とし物の持ち主がわかる時は、届ける。
➁持ち主がわからない場合は『落とし物BOX』に入れる。(園や学校では先生にお届け後、落とし物BOXに入ります)

 

では、これを物をなくした時に繋げてみましょう。
➀まずは自分で探す。周りを探したり、お友達に聞く。
➁『落とし物BOX』に探しにいく。

 

今回は落とし物を見つけた時と探すときに出てきた『落とし物BOX』の存在は知っていただきたかったのです。
お外で物を落としたら、交番(落とし物預かり)、交通機関(忘れ物、落とし物センター)、施設など(お預かり、落とし物係り)は全て『落とし物BOX』と同じですね。

 

では、お子さまたちのご様子を見てみましょう。


赤い〇と赤い➡はお名前の代わりに写真を張り付けて落とし主がわかるようにしてあります。
青い〇と青い➡は持ち主がわかりません。

持ち主が表示されている物は、表示されている写真と同じかごへ入れる。表示がない物は『落とし物BOX』

 

 

お子さまの不注意が発達による特性のものであれば、頻繁になくしてしまいます。しかし、改善させようとお子さまを叱るのは逆効果。本人の努力で改善させるのではなく、ものをなくさない工夫をすることが大切です。

みんなようく見てお届けすることができました💮