ごっこ遊び

『ごっこ遊び』とは、自分や他者が別の誰かや何かになりきったり真似をしたり、何かを別のものに見立てたりしながらストーリーを展開していく遊びです。お子さまたちのごっこ遊びでよく目にするのが日常生活の真似をする『おままごと』ですね。

『ごっこ遊び』はお子さまの成長にとって非常に大切な役割をもっていると言われています。

『ごっこ遊び』の前段階といえる『再現遊び』『見立て遊び』といった遊びは1歳頃からすでに始まっています。何かを耳にあてて電話をする真似をしたり、積み木などを電車や車などに見立てて動かしたりといった遊びがまさにそうです。

では『ごっこ遊び』を通してどんな成長がみられるのでしょうか❓

☆ 自分以外の何かになりきって遊ぶということは表現力が求められます。ごっこ遊びをすることにより、表現する力が自然と身につくのです。

☆ それぞれの立場で物事を考えたり、人や物の気持ちになってみたりということが自然におこります。普段は自分の目線からしか物事を捉えられな いお子さまが、ごっこ遊びを通して、他者の目線から物事を捉えようとし始め、そのことが心の発達へと繋がっていきます。

☆ 複数でごっこ遊びを行う場合は、あらかじめ設定はあったとしても、基本的に相手の言動は相手にゆだねそして相手の言動に合わせて自分の言動を考えなくてはなりません。ですから、ストーリーが展開するように相手に合わせるという『協調性』やストーリーを進めていくといった『コミュニケーション能力』を発展させることができます。

☆ ごっこ遊びでは本来存在しないイメージが現実のように浮かびあがり、そのイメージの世界の中でお話が展開されていくため、『想像する力』やない物を作り出す『創造力』が養われます。

他にも『観察する力』『記憶力』、ルールを作る・守るといった『社会性』などが身に付きます。

 

お子さまたちのご様子です。

~美容院ごっこ~

 

~たこ焼き屋さんごっこ~

 

~電車ごっこ~

お子さまのさまざまな力をひきだしてくれる『ごっこ遊び』です。大人もできる限りのことをし、お子さまが楽しめるようにしてあげたいですね。

そのためには・・・

☆ お子さまと一緒に楽しむ

☆ お子さまの持つイメージに寄り添う

☆ 環境設定をする

☆ 色々なものに触れる機会をつくる

このようにお子さまをサポートし年代に合った『ごっこ遊び』で様々な力を養っていきましょう。