誰もが経験したことのある『宿題』✎
今回は『宿題』について少しお話しようと思います。
『宿題』はなぜ必要なの❓
子どもだけでなく、時には親を悩ませることもある学校の『宿題』。学校で勉強しているのになぜ宿題をしなければいけないのでしょうか❓
それは宿題をする過程や結果に学びがあり、子どもの将来に良い影響を与えると考えられているからと言われています。
『宿題』の本来の意味は❓
『宿題』はもともと和歌を披露しあう『歌会』の用語です。主催者側が決めたお題にそって、次の歌会までに和歌を考えてくることを『宿題』と呼んでいたそうです。
歌会のことを記した江戸時代後期の手紙のなかにも『宿題』の言葉が出てきています。
現代では学校から子どもたちにだされるが学習課題といった意味があり、辞書にも『学校の正規の授業時間以外に、主に家庭で行うよう、生徒に課される学習や作業』と書かれています。
宿題をする必要性・メリットとは・・・
*学校で学んで知識を定着させるため
*理解度を確認できる
*自己管理能力が身につく
*困難を乗り越える力が育まれる
などです。
では、子どもが自発的に、楽しんで宿題に取り組めるようになるにはどうすれば・・・
➀子どもは、何から始めたらいいのか、宿題を始めてからどのくらいで終わるのかといった予測する力がまだまだ未熟です。そのため漠然と『めんどくさい』『大変そう』と思い後回しにしまいがち。『宿題はどこからどこまで❓』『何分くらいで終わると思う❓』など子どもに声をかけ宿題が終わる見通しが立てば取り掛かりやすいと考えます。
➁宿題が嫌な理由の一つに『勉強がわからない、ついていけない』というケースがあります。『わからないと言えない』『わからないことが恥ずかしい』などで隠し、更にわからないことがどんどん増え自信もなくなるという悪循環に陥ります。勉強のつまづきが原因であればさかのぼって学び直す。その時はわからない箇所からではなく、わかるところまで戻るのがポイントです。わかるを積み重ねていくことで自信も生まれて、自主性も育まれます。
➂嫌なことを毎日取り組むことは憂鬱です。子どもの気持ちに寄り添うことが大切。できないことを責めるのではなく、『すぐに宿題をしてえらいね』『こんなに難し問題に挑戦できてえらいね』など取り組んだこと取り組む姿勢に対して褒めてあげましょう。
➃がんばった後の楽しみを用意することで『楽しいことが待っている』と思うとモチベーションも上がります。
ちーぷすでは、『勉強(宿題)をする習慣を身に付ける』をねらいに登所後はまず『宿題』に取り組みます。宿題終了後は『おやつ、余暇』という楽しみをご用意しております。お子さまそれぞれのペースがございます。お子さまの自主性を尊重し、意見をききながら、その状況に合わせて『褒める』『認める』『尊重する』を意識しながら取り組みを進めています。